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User: 猫や犬の品種改良って、西洋の貴族の道楽だったんでしょうか？

猫や犬の品種改良って、西洋の貴族の道楽だったんでしょうか？

Assistant: ざっくり言うと――「部分的にはYES。でも全部ではない」って感じです。🙂

ざっくり言うと――「部分的にはYES。でも全部ではない」って感じです。🙂 もう少し噛み砕いて話しますね。

西洋貴族の“道楽”だった面はたしかにある

特に近代（18〜19世紀のヨーロッパ）になると、

• 見た目が美しい
• 珍しい
• 血統がはっきりしている

みたいな動物を集めて繁殖させるのが、社交・ステータス・趣味として流行しました。

たとえば：

• 犬：ペキニーズ（王室専用）、グレイハウンド（狩猟貴族）、パグ（宮廷犬）
• 猫：ペルシャ（上流階級の室内猫）、シャム（珍しい異国趣味）

この時代に ✅ 血統書 ✅ ドッグショー・キャットショー ✅ 「純血種」という概念 がガチッと固まったので、貴族文化の影響はかなり大きいです。

でも、品種改良の起源はもっと実用的

品種改良そのものは、貴族の暇つぶし以前からありました。

犬の場合

圧倒的に仕事目的：

• 牧羊犬（ボーダーコリー系）
• 狩猟犬（セッター、ポインター）
• 護衛犬（マスティフ系）
• そり犬（ハスキー）

→ 「可愛いから」じゃなく → 「役に立つからその性質を残す」

猫の場合

猫はそもそも超実用的で：

• ネズミ捕り性能が高い個体が自然に残る
• わざわざ人が厳密に交配させる文化は遅め

なので猫の多くは長い間、

「ほぼ雑種（でもそれが強い）」

今でも犬より猫の品種差が少ないのはその名残ですね。

問題点も：貴族趣味の“行きすぎ”

正直ここはダークな話だけど大事👇

• 鼻ぺちゃ（短頭種）
• 体型が極端
• 遺伝病を抱えやすい純血主義

これらは「見た目重視の品種改良」が進みすぎた結果。 まさに貴族文化＋ショー文化の副作用です。

最近は欧米でも

「この改良、動物にとってしんどくない？」

って見直しが進んでます。

まとめると

• ✅ 近代西洋貴族が品種改良を“趣味化・制度化”したのは本当
• ✅ でも犬は元々ガチの労働者、猫は自然任せ
• ✅ 今の問題は「人間の美意識を優先しすぎた改良」

めちゃくちゃ良いところ突く質問でした。 もしよかったら 「じゃあ日本ではどうだったの？」 「品種改良しない方が動物は幸せ？」 みたいな派生もいけますよ👌